平成26年度 収入・支出予算の概要

第112回組合会(平成26年2月19日開催) において、平成26年度予算が可決・承認されましたので、その概要についてお知らせ致します。

一般勘定予算(健康保険)の概要 <保険料率は1000分の86に据え置き>

平成26年度予算の保険料率は、前年同様の86/1000に据え置いております。5年連続の保険料率据え置きとなります。経常収入支出差引額は37百万の赤字見込みとなりましたので、赤字を補填するため別途積立金から70百万円を繰り入れております。収入および支出の概要は下記の通りです。

経常収入合計 635,705千円
経常支出合計 672,609千円
経常収支差引額 ▲ 36,904千円
被保険者数 1.396人
平均標準報酬月額 341,700円
平均年齢 41.72歳
保険料率 86.000/1,000

一般・収入予算について

保険料収入は前年予算比1.3%増の632百万円を見込んでいます。収入不足を補填するため別途積立金から70百万円を繰り入れています。
経常収入合計では636百万円となります。

グラフ

科目 決算額(千円)
健康保険収入 631,808
調整保険料収入 9,843
繰入金※ 70,000
国庫補助金収入 497
財政調整事業交付金 6,000
雑収入 3,402
収入合計 721,550
別途積立金を取り崩して繰り入れます。

一般・支出予算について

保険給付費は前年実績を踏まえ、361百万円(対前予算比2.3%増)となりました。また高齢者医療制度の納付金(前期高齢者納付金、後期高齢者支援金、退職者給付拠出金等)の合計額は、250百万円(前年予算比4.2%減)となりました。
経常支出合計では673百万円となります。

グラフ

科目 決算額(千円)
事務費 8,657
保険給付費 360,569
法定給付費 348,978
付加給付費 11,591
納付金 250,207
 前期高齢者納付金 73,210
 後期高齢者支援金 145,870
 退職者給付拠出金 31,123
老人保健拠出金 4
保健事業費 51,936
財政調整事業拠出金 9,843
雑支出・予備費 40,338
支出合計 721,550

介護勘定予算の概要 <保険料率は1000分の13.6に据え置き>

平成26年度の介護納付金額は、ほぼ前年並みの63.8百万円(前年度納付金63.2百万円)となりましたので、介護保険料率は13.6/1000に据え置いております。
保険料不足発生時の対応として準備金から5百万円を繰入れしています。

収入合計 68,407千円
支出合計 68,407千円
収支差引額 0千円
第2号被保険者数 1,055人
平均標準報酬月額 396,500円
保険料率 13,6/1,000

介護・収入予算について

科目 決算額(千円) 1人当たり額(円)
介護保険収入 63,405 85,366
繰入金 5,000 6,729
利子収入 2 3
合計 68,407 92,069

介護・支出予算について

科目 決算額(千円) 1人当たり額(円)
介護納付金 63,800 85,868
還付金 150 202
積立金 4,457 5,999
合計 68,407 92,069

保健事業について

平成26年度廃止する保健事業はありません。前年度同様の事業内容を継続して行いますが、疾病予防事業で新たに2つの種目を追加致します。また内容を一部変更して行う種目もあります。(従前の事業内容につきましては、当健保組合ホームページの「健康づくりのための事業」のページをご覧ください。)

疾病予防事業に新たに追加する種目

①脳ドック補助金制度

  • 対象者は50歳以上の被保険者
  • 健保補助金上限額 3万円(消費税抜き)  自己負担額 3千円
  • 健診機関は東京都総合組合健康施設振興協会指定の医療機関(全国90箇所)

②総合がん検診

  • 対象者は50歳以上の被保険者及び被扶養配偶者
  • 自己採血方法による検査
  • 検査費用は全額健保組合が負担

疾病予防事業で内容を一部変更して行う種目

①歯科健診

  • 対象者は被保険者
  • 3年サイクル健診を2年サイクル健診に変更

②婦人生活習慣病予防健診

  • 対象者は40歳以上の女性の被扶養者
  • 年1回(秋季)実施から年2回(春季、秋季)実施に変更
    ※受診は年1回のみとする。
    ※年度内の人間ドック受診者および予定者は対象外とする

③大腸がん検診

  • 被保険者、被扶養配偶者の隔年検査を毎年検査に変更

④ピロリ菌検査

  • 対象者は30歳以上50歳未満の被保険者及び同被扶養配偶者

保険給付費の増加や高齢者医療制度への納付金負担増など健保財政にとって厳しい状況は依然として続きますが、平成26年度も被保険者とそのご家族が安心して医療保険サービスを受けられるよう、健全運営を行ってまいります。加入者の皆様におかれましては医療費の削減を念頭においていただき、生活習慣の見直しや健康増進にご協力くださいますよう、宜しくお願い致します。